思想・哲学・宗教系書籍コンテナ30個分買取いたしました。

古本買取ブックス一歩のスタッフｗです。
先日店長が東京都新宿区のお客様のお宅へ買い取りにいって参りました。
会社員生活を早期引退後、ずっと興味があったという哲学系ジャンル書籍を集め、独学で勉強されていたそうです。
現在は次なるライフプランにむけての移住準備中とのことで、引き取りのご依頼をいただきました。

哲学の祖のひとりである「ソクラテス」
あまりに有名な人物でありますが、しかし彼は自説を著作として残さなかったため、その生涯や思想ついては弟子たちの残した記述や、他著者による作品によってのみうかがい知ることができます。
なぜ自ら書き残すことをしなかったか。
それは彼が言葉を書き残すということに激しく抵抗を感じていたためであり、話し言葉＝「生きている言葉」が、書き留められた言葉の「死んだ会話」とは違い、意味・音・抑揚などのリズムに満ちた対話からなる動的実体であると考えたから。
書き留められた言葉は反論を許さない柔軟性に欠けた沈黙であり、ソクラテスが教育の核心と考えていた対話のプロセスにはそぐわなかったのです。
今回お譲りいただいた「哲学の始原」は西欧中世哲学を専門とする八木雄二氏の著書。
ソクラテスが説いた「無知の知」と「幸福」の真の姿にに迫るユニークな哲学入門書でありながら、ギリシャ哲学がどのようにしてキリスト教へ入り込んでいったのかなども詳細に記述されています。

ブックス一歩では、埼玉県・東京都・千葉県を中心に関東エリアに対応しております。
出張買取は、300冊以上からお伺いいたします。お売りいただく書籍の量やジャンルによっては、日本全国どこへでも出張致しますのでお気軽にお問合せください。
お客様のまたのご利用をスタッフ一同心よりお待ちしております。