新宿区 下落合に出張買取に行きました。

ブックス一歩の店長高宮です。先日、新宿区 下落合に古本出張買取に行ってきました。8月前半に出張買取に行ったものになります。お話的には「1,000冊～2,000冊かな～一度見てほしい」というご連絡で、古書市場開催日に途中で抜けて伺いました。

大きなお宅で、書庫があり、そこは小さな古本屋より広いスペースでした。あまりの冊数の違いに驚きましたが、書庫の本全てを持ち帰って欲しいというご要望で、20分程見させて頂きました。書庫の手前側には昭和時代に発行された日本の有名作家の全集と美術館が主催している西洋の図録、ゴッホ展やルノアール展などが並んでおり、「ちょっと無理っぽい」と心で思っていました。

しかし、中程から「？？？！！！」「何これ？」って感じで宗教関係の本がひしめいておりました。「密教」「高野山」「空海」「佛教」「仏教」という文字が目に入りました。一目で貴重な本であることは認識できたのですが、「売れるか、売れないか」は別問題になります。100冊出して、1年に1冊か2冊売れるか売れないかの本。発行部数は500冊程度であろうと予想ができる定価の高さ。

お客様の話しぶりから、「無理なら便利屋とかで処分するしかないか～」という雰囲気をひしひしと感じます。古紙として処分されてはいけない本が数百冊。

お客様に「この宗教系の本は貴重で再販の予定が無いもの。ただし、読む人を極端に制限しているので殆ど売れない」「宗教系の本のだけで良いならば○○円で買います」「全てとなると、道が狭く2トントラックで2回の運送費、スタッフの人件費、保管費、本を商品化するまでの費用等に相当の費用が掛かるので、お客様には殆ど、お支払いができないかもしれません」と素直に話ました。

お客様もその事は既に分かっていたようで、「古紙として処分されるには惜しい本があったので、あなたを呼んだ。全て引き取りでお願いします。あなたに全てを任せます」と返答頂きました。

ブックス一歩では値段が付けられない本も、可能な限り持ち帰らせて頂いております。大量にあってお困りの方は、是非ご連絡ください。

去年はおよそ15トンをNPO法人またはリサイクル業者に引き渡しております。最近は2週に1トンほど古紙としてリサイクルされております。

弊店が持ち帰るもののほとんどは、再利用されています。

また、弊店で扱えない、市場に出しても値段が付かないような本の場合、本棚等他の不用品も処分したい場合には、廃品回収業者を紹介できる場合もありますので、お気軽にお問い合わせください。